海外ツアーに積極的なプレミア勢 最長移動距離のクラブは3万キロ超! 岡崎のレスターは…

レスターの移動距離も1万マイル超え

 日本代表FW岡崎慎司が所属する昨季王者のレスターも、積極的な日程を組んでいる。30日にアメリカのカリフォルニア州カーソンでパリ・サンジェルマン戦に臨み、翌月3日にはスウェーデンのストックホルムへと渡ってスペイン王者バルセロナと激突。トットナムほどではないにせよ、1万2415マイル(約1万9975キロ)はUEFAチャンピオンズリーグ初参戦を控えるチームにとっては軽くない負担となるだろう。

 2クラブ以外にもアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、クリスタル・パレス、リバプール、ウェストハムが移動距離1万マイル(約1万6000キロ)を超える。特に目立つのは同じ英語圏のアメリカ遠征で、プレミア勢は計17試合を戦う予定となっている。

 とはいえアメリカの「USAトゥデー・スポーツ」のコラムニスト、マーティン・ロジャース氏は「プレミアは関心を持たれている――試合は盛況となるだろう。しかしアメリカ人ファンも目が肥えてきている。彼らは“二軍”のチェルシーもしくはリバプールを見るのはすぐに飽きるだろう。オープン戦とメジャーリーグサッカーの戦いとの差に気づいている」と否定的な意見があるのも事実だ。

 開幕前にひと稼ぎしつつも、序盤戦に選手のコンディションをどう保つか――。各クラブは葛藤を抱えながら、今夏も海外遠征に臨んでいる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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