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OBにも振られるベンゲルの求心力低下!? 「ミスター・アーセナル」が古巣指導者よりチャイナマネーに飛びつく
元英代表DFアダムス氏が重慶力帆の育成部長に
「ミスター・アーセナル」と呼ばれた男が、古巣からの指導者オファーを蹴って中国マネーに飛びついた。元イングランド代表DFで現役時代にガナーズ一筋でプレーしたトニー・アダムス氏は先日退団したティエリ・アンリ氏に代わるアーセナルU-18チームコーチ就任の打診を拒否し、中国1部の重慶力帆の育成部責任者に就任することになった。英紙「サンデー・テレグラフ」が報じた。
アーセナルU-18チームではクラブ歴代再得点記録を保持する元フランス代表アンリ氏がアシスタントコーチを務めていた。しかし、トップチームのアーセン・ベンゲル監督は英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で解説者としても働くレジェンドに対して二足のわらじを禁止。ベンゲル監督の後継者との期待も集めたアンリ氏だったが、6年総額2500万ポンド(約34億円)という大型契約を結んでいる解説者の座を捨てきれず、コーチの座を退任していた。
英雄を失ったアーセナルは、後任として黄金期を支えたレジェンドのアダムス氏にU-18チームのコーチ就任を要請。しかし、アーセナル一筋だった元キャプテンは中国・重慶力帆の育成部門の責任者を優先したため、あっさりと振られたとレポートされている。スター選手がチャイナマネーを求めて移籍する“爆買い”の流れは指導者にも押し寄せているようだ。
ベンゲル監督の求心力は失われてしまったのだろうか。元教え子で2000年前代半の黄金期を知るメンバーの多くが指導者の道を歩み始めている。元スウェーデン代表のフレドリック・リュングベリはU-15チームのコーチとして入閣を果たしたものの、その他は多くが別のクラブで指導者の道を歩み始めている。
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