アルテタ監督、冨安の復帰に対して慎重な姿勢

　イングランド1部アーセナルのミケル・アルテタ監督がふくらはぎの負傷で戦線離脱中の日本代表DF冨安健洋の状態について言及した。

　冨安は昨年末に右足のふくらはぎを負傷し、年明けに一度復帰するも、その後に左足のふくらはぎを負傷。度重なる怪我に苦しんでおり、最後に出場したのは1月20日のリーグカップ準決勝第2戦リバプール戦（0-2）と、約2か月ピッチから遠ざかっている。

　今季新加入ながら右サイドバックのレギュラーに定着していた冨安の復帰時期については現地メディアでも注目を集めるトピックの1つだ。最近では記者会見のたびにアルテタ監督へ冨安に関する質問が向けられる。

　現地時間3月19日に行われるアストン・ビラ戦の前日会見でも冨安の復帰について問われた指揮官は「チャンスはある。しかし、分からない。彼がトレーニングでどのように感じるのか見る必要がある」と返答。可能性がゼロではないとしつつも、再発のリスクがあることから冨安の復帰に対しては慎重な姿勢を貫いている。

　冨安は今月末に行われるカタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選のラスト2試合に臨む日本代表には招集されなかった。現地メディアも復帰は4月以降になるとの見通しを報じている。