リバプール18歳GKが“FWとして”トップデビューの珍事 クロップ監督「彼はワンダフルだった」

親善試合ハダーズフィールド戦での想定外の起用に、スタンドからは大歓声

 ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールで、GKがフィールドプレーヤーとして投入される珍しい一幕があった。親善試合のハダーズフィールド戦で、18歳のGKシャマル・ジョージがセンターフォワードとしてピッチに立ち、観客を沸かせた。

 リバプールはMFマルコ・グルイッチのゴールによって1-0とリードした後半、元ブラジル代表MFルーカス・レイバがハムストリングを負傷。すでに6選手を交代していたリバプールには、起用できるフィールドプレーヤーが残っていなかった。そのため、クロップ監督はU-18チームに所属する18歳の控えGKジョージを呼び寄せると笑顔で指示を送った。後半23分、ジョージはGKユニホームからフィールドプレーヤー用の真っ赤なシャツに着替え、ストライカーとしてトップチームデビューを飾ることになった。

 ジョージは最初のボールタッチでいきなりMFラザル・マルコヴィッチへスルーパスを供給したが、パスがわずかに長くなり合わなかった。ぎこちない動きではあったが、最前線から積極的に相手にプレスをかけるなど精力的な動きを見せた。カウンターのシーンでは自ら最終ラインの裏へ抜け出る点取り屋さながらの動きも見せたが、わずかにオフサイドとなった。ジョージがプレーに関与するたびに、スタンドからは大きな歓声が上がっていた。

 クラブの公式サイトを通じて、クロップ監督はジョージの起用はベンチからの提案があったと明かしている。

 

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