リオ五輪へ絶好調! OA参戦のレッズ興梠が敵地仙台戦で“2つの呪い”を破る決勝弾

敵地仙台戦は13年ぶりの勝利 チームは9年ぶり5連勝!

 浦和レッズが13日の敵地ベガルタ仙台戦で、リオデジャネイロ五輪日本代表にオーバーエージ(23歳以上)枠で選出されたFW興梠慎三の決勝弾により「2つの呪い」を打ち破る勝利を手にした。

 スコアレスドローが濃厚となった後半アディショナルタイムに、試合は動いた。浦和は日本代表MF柏木陽介が前を向いてボールを持った瞬間、興梠が相手DFの背後を取った。柏木は絶妙なタイミングでスルーパスを通し、興梠は体を投げ出して飛び出してくる相手GKの上をふわりと越えるテクニカルなシュートを決めて均衡を破った。これが決勝点になり、浦和が1-0での勝利となった。

 浦和にとって敵地仙台戦は、“鬼門”という言葉がふさわしかった。2004年から09年までJ2で戦っていた仙台が、J1に復帰した10年から3分3敗の未勝利という呪いに苦しんでいた。今回の勝利で、03年9月27日に宮城スタジアムで6-1の勝利を収めて以来の勝利になった。さらに、今回の会場であるユアテックスタジアム仙台での勝利となると、00年4月23日に仙台スタジアムの名称だった当時に3-2で勝利して以来、16年ぶりの勝ち星となった。

 決勝ゴールの興梠は「ゴールが決まるまで苦しい戦いだった。試合の中で1本もシュートを打てていなかったから、ワンチャンスが来ればものにしようと思っていた。いつも仙台とのアウェーは点の取り合いで難しい試合になるけど、今日も違った意味で難しい試合だった」と激闘を振り返った。チームは苦戦する敵地・仙台戦だが、興梠自身は浦和に移籍加入して以来4シーズン連続のゴールで、7得点と荒稼ぎしている。逆に言えば、エースがそれだけ決めても勝てないほど浦和にとっては相性が悪かった。

 

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