俊輔の古巣セルティックが歴史的敗戦 CL予選でアマチュア相手に第1戦を落とす

ロジャース新体制が苦難の船出 ジブラルタルのリンカーンに0-1で敗れる

 元日本代表MF中村俊輔がかつて所属したセルティックが、クラブ史上最悪と言える敗北を喫した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選2回戦の第1戦で、ジブラルタルのリンカーン・レッド・インプスと敵地で対戦。圧勝が予想されるなか、スコットランドの名門が0-1で敗れる波乱の展開となった。英公共放送「BBC」が報じている。

 リバプール前監督のブレンダン・ロジャース氏を招聘したスコットランドの雄は、敵地での一戦でゲームを支配しながら、後半3分に相手FWリー・カシアロに決勝点を奪われ苦杯を嘗めた。相手は普段、消防士や警察官、タクシードライバーなどの本職を抱えているアマチュアチーム。キャプテンで税関職員のロイ・チポリーナは「勝てたら、欧州フットボール史上最大の衝撃になるだろう」と試合前に語っていた。

 出場選手のなかには、試合開始の数時間前までタクシーを運転している選手も相手にいたが、セルティックはまさかの敗戦。新任のロジャース監督はいきなり苦難の船出となった。

 中村が加入した2005-06シーズンも、セルティックはCL予備選で敗退。移籍手続きが終わらずに出場できなかったファンタジスタは呆然としていたが、相手は今回の方が遥かに格下であり衝撃は大きい。20日にセルティックパークで行われる第2戦で、プロの意地を見せることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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