森保監督、サウジ撃破へ安堵 “チームの勝利”強調「それぞれが最善の準備をしてくれた」

森保一監督が勝利のサウジアラビア戦を振り返った【写真:AP】
森保一監督が勝利のサウジアラビア戦を振り返った【写真:AP】

ホームでグループ首位サウジアラビアに2-0快勝

 日本代表(FIFAランク26位)は2月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第8節・サウジアラビア戦(同51位)に臨んだ。日本は前半32分にMF南野拓実のゴールで先制すると、後半にもMF伊東純也の4試合連続ゴールで2-0と勝利し、サウジアラビアに初黒星を付けた。

 日本代表の森保一監督は、1月27日に行われた第7節中国戦(2-0)と同じメンバー11人を送り込んだ。この試合に勝てば、カタールW杯出場が決まるサウジアラビアも球際に強く来るなかで、南野が先制点を挙げて、前半を1-0で折り返す。

 1点リードのまま迎えた後半5分には、伊東の最終予選4試合連続となるゴールも決まり、点差を広げる。同23分にはFW大迫勇也、DF長友佑都を下げて、FW前田大然、DF中山雄太を起用。その後も南野を下げてMF浅野拓磨、MF遠藤航に代えてMF原口元気という選手交代を見せた。

 日本はこのまま2-0でサウジアラビアを破り、グループ2位を死守。試合後、森保監督は「選手もスタッフも、目の前の一線に向けて、それぞれができること、最善の準備をしてくれて、ピッチ内で良いエネルギーをつくってくれて、勝利につながった。出場できなかった選手も練習から集中して、良いテンションで来ていた。皆で勝ち取った勝利だと思う」と、チーム全員での勝ち点3獲得であることを強調した。

 また、守備での強度が高かったことを指摘されると、「私が課したことというより、選手たちがこの試合に絶対に勝つという気持ちで臨んでくれた。W杯に向けて、自分たちが勝って前進するために、良いコミュニケーションをとってくれて、試合に良いパワーをつくってくれた。それがピッチ上でも具現化された」と、選手たちを称えた。

 最終予選も、残すところ2試合。W杯出場へ向けて、森保監督は「我々はしっかりと勝ちに行く。誰が与えてくれるものでもない。勝って、自分たちでW杯出場をつかめるように、次のオーストラリア戦に向けて最善の準備をしたい」と、5連勝に浮かれず、今後の戦いに気を引き締めた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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