日本代表GK権田修一、主将マークへの本音吐露 「僕は足りないところがある」

日本代表GK権田修一【写真:高橋 学】
日本代表GK権田修一【写真:高橋 学】

中国戦の後半途中からキャプテンマークを巻いてプレー

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦(1月27日)を2-0で制した。GK権田修一(清水エスパルス)は、後半途中からキャプテンマークを巻いてプレー。 清水でも主将を務めるなか、「代表で巻けたことは、誇りに思う」と振り返った。

 今回の活動では、これまでキャプテンを務めてきたDF吉田麻也(サンプドリア)が負傷で不在。中国戦ではMF遠藤航(シュツットガルト)が代役を務めたなか、後半28分にその遠藤がベンチに退くと、所属する清水エスパルスでもキャプテンを務める権田へ腕章が引き継がれた。

 権田の妻であるヨガ・インストラクターの裕美さんは、自身のSNSで「勝利おめでとうございます!日本代表戦でのキャプテンマークはちょっと痺れちゃいました。ありがとうね」とメッセージを送ったが、権田自身は冷静だったようだ。

 28日のオンライン会見でキャプテンマークを付けた感想を問われると、「付けた瞬間は、ユニフォームが黄色、キャプテンマークも黄色で、よくわからないなと思った」と言い、さらに「守田選手がキャプテンマークを持ってきてくれたのですが、『付ければいいじゃん』と言ったら、『これは簡単に付けられるものじゃないです』と言われました」と、ピッチ内でのやり取りを明かした。

 もちろん、権田がキャプテンマークを巻くことを軽く感じていたわけではない。「エスパルスで、今シーズン、キャプテンを任されていますし、重みは分かっています。選手のなかの責任者なので、代表で巻けたことは、誇りに思う」と続けた。

 その一方で、「(遠藤)航が今回はキャプテンをやっていますが、普段の振る舞いや発信能力を見ていて、昔から『こういうヤツがもともとのリーダーシップがあるヤツなんだろうな』と尊敬していました。吉田選手、遠藤選手を見ていると、僕は足りないところがあると感じる。キャプテンをやりたいわけではないが、エスパルスでもやっているので、学んでいきたいと改めて思いましたし、航のほうがキャプテンっぽいなと思いました」と、現在のチームには、自身以上にキャプテンの適任がいると感じ取ったという。

 キャプテンマークを巻き勝利を見届けた権田は、次戦のサウジ戦に向けて「中国がOKだから、すべてOKではない。次はレベルの高いサウジとの試合。4日間の準備期間があるので、しっかりやりたい」と気を引き締めた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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