森保J、なぜサプライズ選出なし? 元日本代表DFが“変えられない一貫性”を指摘「つまらないとか言ってられない」 

栗原勇蔵氏が1・2月のメンバー選考について見解【写真:(C) JFA】
栗原勇蔵氏が1・2月のメンバー選考について見解【写真:(C) JFA】

【栗原勇蔵の目】国内組の合宿メンバーに既存戦力以上の逸材はいなかったゆえの選考

 日本サッカー協会(JFA)は1月22日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦(1月27日中国戦、2月1日サウジアラビア戦)に臨む日本代表メンバー23人を発表。国内組のキャンプを経ての選考だったが、初選出などサプライズはなかった。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「ここまで来たら、変にブレたら一貫性も何もなくなってしまう」と、信頼を置く選手たちを招集せざると得ないとしている。

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 4勝2敗の勝ち点12でグループ単独2位につけている日本。ホーム2連戦では、1月27日に中国、2月1日にサウジアラビアと対戦する。今回、これまでとの変化で言えば、右ハムストリングを痛めているDF吉田麻也(サンプドリア)の招集を見送っていること、GKが若い谷晃生(湘南ベルマーレ)からシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)へ変更、昨年11月シリーズを膝の怪我で欠場したMF久保建英(マジョルカ)が復帰した程度。前回A代表デビューを飾ったMF三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)、海外メディアで招集報道もあったMF中島翔哉(ポルティモネンセ)らの名前はなく、妥当な選出となった。

 栗原氏は「驚きも何もない」と率直な感想を述べつつ、「中島とか呼んできたら劇的に変わるかもしれないですけど、妄想の域を抜けないですね」と選考について語る。

「三笘とかはジョーカーとして入れておいてほしかったです。前田大然は古橋亨梧の代わりのイメージ。チームが上手くいっていない時に新しい選手を見たくなるところですけど、代わりになるずば抜けた選手がいるのか。国内組の合宿を見たうえでメンバーを決めていると思うので、既存の戦力を超える選手がいなかったというのが現場の判断かもしれない。ここまで来たら、変にブレたら一貫性も何もなくなってしまう。監督は森保さん。メンバーが出た以上、つまらない(選考)とか言ってられない。これまでの選手たちはいろんな意味で追い込まれているので、やらなきゃいけないという気持ちは人一倍強いと思います」

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