「同世代なので負けたくない」 “鹿島10番”荒木遼太郎がマジョルカ久保に抱くライバル意識

代表初選出の”鹿島10番”荒木遼太郎【写真:©KASHIMA ANTLERS】
代表初選出の”鹿島10番”荒木遼太郎【写真:©KASHIMA ANTLERS】

初選出の日本代表は「フィジカルなど、すべてにおいてレベルが高い場所」

 森保一監督が率いる日本代表のトレーニングキャンプに参加している鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎は、「フィジカルなど全てにおいてレベルが高い場所」と日本代表の印象について語った一方、同世代のMF久保建英(マジョルカ)について「同世代なので負けたくない気持ちもある」とライバル意識を覗かせた。

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 19歳の荒木は、2020年に東福岡から鹿島へ加入。ルーキーイヤーからJ1リーグ26試合2ゴールの活躍を見せると、昨季は36試合10ゴールと飛躍を遂げ、元日本代表FW城彰二氏以来となる史上2人目の10代選手二桁得点を達成。J1のベストヤングプレーヤー賞を受賞し、新シーズンから歴代エースが背負った「10番」を託されている。

 日本代表メンバーに初選出されたなか、「自分が目指していた場所。そこに入れて少し、どんな感じかと思っていたけど、フィジカルなど、すべてにおいてレベルが高い場所だと思う。まだ慣れないところもあるけど、入ったばかりでチャレンジャー。自分の持ち味を出していきたい」とアピールする構えだ。

 今年11月にはカタール・ワールドカップ(W杯)を控え、24年にはパリ五輪も待っている。W杯は「小さい頃から本当に憧れてきた大会。それが今年なので、自分も行ける可能性が少しある。そこに食らいついていけるように全力で表現したい」と貪欲な姿勢を見せ、パリ五輪についても「選ばれたいと思っている。A代表に残っていけば自然と選ばれると思う。代表活動をしっかり取り組みたい」と野心を隠さない。

 主戦場は2列目で、「熾烈な戦いになると思うので、何かほかの人と違うものを見つけないと選ばれていかないと思う」と分析。2列目には久保ら同世代の選手もひしめき、「同世代なので負けたくない気持ちもある。プレーや情報を得ながらいい刺激になっている」と闘志を燃やす。

 進境著しい19歳アタッカーは、このトレーニングキャンプを機に代表でも頭角を現わすのか。有望タレントが揃うポジション争いからも目が離せそうにない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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