「もう移籍はしたくない」 フランス代表FWグリーズマンが名門バルサでの“苦悩”を告白
バルサ時代は「望んでいたようにはいかなかった」
スペイン1部アトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、FCバルセロナでのキャリアが「望んでいたようにはいかなかった」と振り返り、「もう移籍はしたくない」と移籍情報サイト「Transfermarkt」のインタビューで告白した。
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2009年にレアル・ソシエダでプロデビューを飾ったグリーズマンは、2014年にアトレティコへ移籍。5年間の在籍で133得点50アシストを記録し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝などに貢献した。19年にバルサへ移籍したものの、昨夏に買い取り義務付きの期限付き移籍でアトレティコに復帰していた。
グリーズマンは、「実際、レアル・ソシエダでいいパフォーマンスをしたあと、アトレティではスポーツの面だけでなく、私生活でも妻や子どもたちと一緒に成長することができた」と、スペインの最初の2クラブでは順調なキャリアを歩んできたと回想。しかし、「それから私はバルセロナへ行ったが、望んでいたようにはいかなかった。だからこそ、ここに戻ってチョロ(ディエゴ・シメオネ監督)の下でもう一度プレーしたいと思っていた」とバルサで苦悩を味わったことを明かした。
ブンデスリーガへの移籍の可能性があったのかと問われたグリーズマンは、それについて否定。「レアル・ソシエダにいた時から、常に自分のいる場所に居心地の良さを感じていた。そして、アトレティが最も快適な場所だと感じているし、今ここにいられて幸せだ。もう移籍はしたくない」と話し、アトレティコへの愛情を強調した。また、今後別のトップクラブへ移籍する可能性についても否定的で、「求められるスピードやレベルを維持できる限りはアトレティが僕を必要としてくれることを願っているし、今後も美しい物語を書くことができるだろう」と語った。
アトレティコへの移籍を“人生最高の決断”の1つにも挙げているグリーズマン。今季はここまで公式戦22試合で8得点3アシストをマークしており、全試合の50%以上に出場すれば買取義務が発生する。
今年3月に31歳となるレフティーは、トップフォームを維持できる限りは“赤と白”のユニフォームでプレーする決意を固めているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)