今夏も過熱する“クラシコ場外戦” バルサとレアルが狙う次世代スターと宿敵同士による争奪戦の歴史

過去にはベッカムやエジルを巡っての因縁も

 ドイツ代表MFメスト・エジル(現アーセナル)は、10年南アフリカ・ワールドカップでの素晴らしい活躍を見せたことで、レアルが一気に契約交渉を進めて“アシストキング”獲得に成功した。この争奪戦の際に、かつてエジルはお気に入りのクラブはバルセロナと語っていたことも話題になった。

 90年代から00年代にかけてのサッカー界のスーパースターとして君臨した元イングランド代表MFデビッド・ベッカムも両クラブが争奪戦を繰り広げた。バルサはジョアン・ラポルタ氏が会長就任の公約としてベッカム加入を約束したが、当時“銀河系軍団”絶頂期を迎えていたレアルのフロレンティーノ・ペレス会長の剛腕によってベッカムも心変わり。大物を逃した形となったバルサだが、その直後に獲得した元ブラジル代表FWロナウジーニョがクラブ復権のきっかけを作った。

 加入直前まで熾烈な争いを繰り広げる両チームだが、ゴメスとジェスズの獲得競争に際しても土壇場でのどんでん返しが起こるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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