高川学園の“輪になろう珍FK”、円陣2つに進化で海外メディア衝撃 「完璧な方法?」

2回戦でもトリック珍FKを見せた高川学園【写真提供:オフィシャルサポート】
2回戦でもトリック珍FKを見せた高川学園【写真提供:オフィシャルサポート】

1回戦でお披露目、2回戦で進化した珍FKに海外メディアが注目

 第100回全国高校サッカー選手権で各国メディアから脚光を浴びているのが、高川学園(山口)のトリッキーなフリーキック(FK)だ。1回戦でお披露目された“輪になろう珍FK”が2回戦で進化を遂げ、ブラジルメディアは「セットプレーが再び機能」「完璧な方法?」と絶賛している。

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 昨年12月29日の1回戦・星稜(石川)戦で高川学園が度肝を抜くFKを見せた。キッカーがボールを蹴る前にペナルティーエリア内で5選手が手をつなぎながら輪になって回転。キッカーの助走に合わせて輪をほどき、5選手が散らばるとMF林晴己(3年)がヘディングでゴールネットを揺らし、試合は高川学園が4-2で勝利を収めている。

 そして12月31日の2回戦・岡山学芸館(岡山)戦で珍FKが進化を遂げる。ブラジルメディア「UOLエスポルチ」も「セットプレーが再び機能し、勝利に貢献」と取り上げた。

 1-1で迎えた後半20分に高川学園がFKを獲得。5人で1つの輪だった1回戦から変化を加え、3人で2つの輪を形成する。2つの円陣が回転し、キッカーの助走に合わせて一気に走り出す。ボールはファーサイドへ一度流れたが、すぐさま右サイドからクロスを上げ、混戦となったゴール前でFW中山桂吾(3年)がヘディングシュートを叩き込んだ。

 記事では「対戦相手がまだ防ぐ方法を見つけていないことを示している。高川学園は前の試合ですでにゴールを決めていた珍しい動きを繰り返し、日本の高校サッカー選手権で岡山学芸館を2-1で破った」と紹介。「2つのグループでそれぞれ3選手が手をつなぎ、まるで『輪になろう』(ブラジルの童謡)のようにしてエリアの手前で向きを変える。キッカーが動き始めたあと、選手たちが守備のマーカーを混乱させるため散り散りになる」と描写している。

 同メディアの公式インスタグラムで、進化した珍FKを紹介。「完璧な方法?」と添えており、トリッキーなFKは海外でも注目の的となっているようだ。

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