イタリアPK戦のジンクス再び、EURO8強で散る 号泣の守護神ブッフォン「僕ら全員に涙を流す理由がある」

18年ロシアW杯で代表引退明言も実力健在 翻意なるか…

 イタリアは伝統的にPK戦を苦手にしてきた。ワールドカップ(W杯)では1990年、94年、98年と3大会連続でPK戦の末に敗退した。しかし、EUROの2000年大会、06年W杯では勝利を収めた。まして、そのドイツW杯は決勝戦であり、ゴールを守っていたのもブッフォンだった。流れが変わったかに思われたが、08年EUROでスペインにPK負けを喫すると、今大会で再びPKに涙をのんだ。

 18年ロシアW杯限りでの引退を示唆しているブッフォンだが、世界屈指の実力は健在。翻意がなければ、自身初のEURO優勝へはラストチャンスとなる。最後方からチームに安定感を与え続けた守護神は、止まらない涙と共に大会を去った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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