大岩新監督、パリ五輪メダル獲得へ抱負 「日本代表として負けていい試合はない」

U-21日本代表監督に就任した元鹿島アントラーズ監督の大岩剛氏【写真:©JFA】
U-21日本代表監督に就任した元鹿島アントラーズ監督の大岩剛氏【写真:©JFA】

「経験を期待されて指名された」と就任理由を自己分析

 日本サッカー協会(JFA)は12月17日、日本代表2022年間スケジュール発表会見を行い、24年のパリ五輪を目指すU-21日本代表監督に就任した元鹿島アントラーズ監督の大岩剛氏は「ファンに応援してもらえるチームを作りたい」と抱負を口にした

 今回の就任について大岩新監督は「鹿島を指揮し、クラブワールドカップ、中南米、ヨーロッパと戦った経験を期待されて指名されたと思っている。経験したことを生かす。日本代表は各国代表と対戦するなかで、Jリーグでやっていること、アジア、ヨーロッパとやる時の違いは認識しているつもり。日本代表としての試合は1試合たりとも負けてはいけないし、負けていい試合はない。私が強みとしている、目の前の試合を勝ち切る、勝ちにこだわるのは前面に出す。ファン・サポーターに楽しんでもらえる、応援してもらえるチームを作りたいと思っている」と語った。

 東京五輪ではメダル獲得を惜しくも逃して4位に終わったなか、「全部の試合を観て分析をした。東京オリンピックの検証を踏まえて前に進んでいきたい」という大岩監督は、チーム作りについても触れた。

「開催時期、レギュレーション、対戦相手、ピッチ状況、さまざまなことに対応していかなればならない。選手の枠も加味していかないといけない。来年、チーム自体がスタートする。1つ1つ積み重ねていく。最初に集まった選手たちと最後にオリンピックに出場する選手は必ず替わっている。いろんなタイプの選手が入ってくることを想定しながら、チームのプレーモデル、ビジョン、コンセプトを明確にしながらチームを作っていきたい」

 2017年5月から19年まで鹿島監督を務め、21年はU-18日本代表監督も歴任したなか、「U-18の選手たちを指揮するタイミングもあった。代表チームを率いる難しさも勉強することができた。個人的には、戦術的、戦略的、そしてチームビルディング、チームマネジメントの部分も新たにインプットできた。それを新たにアウトプットしていく時期がきた」と意欲的に語っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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