「ノーオフサイドだと思う」 セルティック古橋の“疑惑判定”へ…京都監督が持論展開
「ジャッジリプレイ」の番外編でセルティックFW古橋の“オフサイド疑惑”を検証
DAZNの「Jリーグジャッジリプレイ」の番外編、「ワールドサッカージャッジリプレイ」の第1回が12月14日に配信され、セルティックFW古橋亨梧が12月2日ハーツ戦で決めた決勝ゴールの“オフサイド疑惑”について検証。ゲスト出演していた京都サンガF.C.の曺貴裁監督も、独特な目線での見解を語っている。
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同番組で取り上げたのはスコットランドリーグ第16節セルティック対ハーツ戦で、古橋が前半33分に決めた先制ゴールシーンだ。敵陣で巧みなパスワークからスコットランド代表DFアンソニー・ラルストンが右サイドから鋭いクロスを供給。相手最終ラインの裏を突いて、ニアに飛び込んだ古橋が右足ダイレクトで合わせ、待望の先制ゴールを奪った。
スロー映像で確認すると、クロスが供給された瞬間、古橋がオフサイドラインよりも前に出ているようにも見えたことから、現地では「オフサイドに見えた」という声も噴出。スコットランドリーグにはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されていないこともあり、議論の対象となった。
この場面について、意見を求められた曺監督は、「監督としてでいいですか?」と話した上で、「クロス上げた選手は、古橋選手が最初に前に出てスルーパスに合わせたというよりは、(アンソニーは)マイナス気味のクロスを送っているイメージだと思う。蹴り方も含めて。なのでマイナスに蹴っているということはクロスを上げた選手からしたら“ノーオフサイド”のイメージで蹴っていると思う。クロスを上げている人の目線で言ったら、自分と並行かちょっと後ろくらいに蹴ってるというか…。そのクロッサーの心理も含めて僕はノーオフサイドだったと思う」と持論を展開。
この意見に「素晴らしい」と賛辞を送ったのはFIFA・AFC・JFA審判インストラクターを務める深野悦子氏だ。「考察が素晴らしくて、そういうことを審判員も考えなければならないなという風に思いましたし、Jリーグの審判員は考えてやっていると思います」とレフェリー側もより視点を広げて考える事象だと、曺監督の考え方に感心していた。
事象の検証については「ボールが一番先頭にあるので、ボールがオフサイドラインになる。副審は結構正しい位置にいたんですね。私もノットオフサイドかなと思いました」と審判団の判定を支持している。