スイスに10年前の悲劇再び… EURO無敗のまま16強で無念の敗退

06年W杯では決勝T初戦でウクライナ戦PK負けまで2勝1分け

 実はスイスは2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)でも同じ悲劇を味わっている。当時は初戦でフランス(0-0)と引き分けると、韓国とトーゴを2-0で下して2勝1分でグループGを首位通過していた。決勝トーナメント1回戦でウクライナの対戦すると、0-0のまま120分間を終えてPK戦に突入。PK戦ではキッカー3人全員が失敗するなど0-3で敗戦。これによりW杯で史上初めて無失点の敗退という非常に珍しい記録を打ち立てていた。

 ポーランド戦では衝撃のオーバーヘッド弾で世界の度肝を抜いたMFジェルダン・シャチリ(ストーク)をはじめ、主将のDFステファン・リヒトシュタイナー(ユベントス)やDFリカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルク)などタレント揃いのスイスだが、負けずに敗退という悲しい運命を味わうことになった。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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