シュツットガルト伊藤、地上戦デュエル勝率75%でチーム最高評価 「地位を一層固めつつある」

シュツットガルトDF伊藤洋輝【写真:AP】
シュツットガルトDF伊藤洋輝【写真:AP】

ドルトムント戦で相手FWマレンを止めるなど、ハイパフォーマンスを披露

 日本代表MF遠藤航とDF伊藤洋輝が所属するドイツ1部シュツットガルトは、11月20日に行われた敵地でのブンデスリーガ第12節ドルトムント戦で、1-2と敗れた。終盤に勝ち越し点を許しての惜敗となったが、先発フル出場した伊藤は、現地紙による選手採点でチーム最高の評価を得ている。

 10月16日のブンデスリーガ第8節ボルシアMG戦(1-1)からリーグ戦5試合連続スタメン出場となった伊藤は、序盤からドルトムントにボールを持たれる展開が続くなかでも守備で奮闘。攻撃においてもシュート2本を放つなど随所で存在感を放った。

 チームは敗れたものの、現地紙「シュツットガルター・ツァイトゥング」は、6段階評価(1が最高点、6が最低点)による選手採点で伊藤にチーム最高となる評価点「2.0」を付与。「シュツットガルトの守備において、その地位を一層固めつつある。デュエルの場面では冷静で、ビルドアップの際には良いプレーを見せていた。ドルトムントのオランダ代表FWドニエル・マレンを何度も止めていたし、地上戦で彼よりも強いシュツットガルトのディフェンダーはいなかった(勝率75%)。ボールタッチ数もチーム最多(78回)で非常に素晴らしいパフォーマンスだった」と、その活躍を称賛している。

 一方、同紙は伊藤同様に先発フル出場を果たし、走行距離(10.8km)とデュエル勝利数(13回)でチームトップだった遠藤には、「自身のいつものノルマを再びしっかりとこなしていた。試合の序盤ではすべての空中戦で勝利。タンギー・クリバリのビッグチャンスを演出したパスは見事だった」と前半38分に見せた前線へのパスに触れつつ、及第点とも言える評価点「3.0」をつけている。

 遠藤に続いて伊藤もチームの中心選手となりつつあるが、その一方でシュツットガルトはドルトムント戦での黒星でリーグ戦3連敗となり、順位も16位まで後退している。11月26日に予定されている次節マインツ戦は、浮上のきっかけを掴むためにも勝ち点3獲得が是が非でも必要な一戦となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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