J1残留への“1枠”へ優位に立つのは? 3チームの熾烈な争い…次節の“直接対決”は必見

【写真:小林 靖】
【写真:小林 靖】

来季J2降格となるもう1チームは、徳島、清水、湘南のいずれかに絞られる

 熾烈を極めていたJ1残留争いは、20日のリーグ第36節の試合で一気に3チームの来季J2降格が決定。必死の戦いも、無念の結果になった。

 新型コロナウイルスの感染拡大とその影響を受け、昨季のJ1は降格チームがなく、J2からは2チームが昇格して今季は20チームで戦っている。その結果、今季は例年よりも1チーム多い4チームが降格する。例年であれば18チーム中の最大3チーム(16位がJ2との入れ替え戦)が降格のため割合は約17%だが、今季は20チーム中の4チームが降格で20%と、より厳しい戦いになっている。

 そうした中で迎えたこの第36節では、まず最下位の横浜FCが3位のヴィッセル神戸と対戦。ホームで意地を見せたかったが、前半のうちに日本代表FW大迫勇也と元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタにゴールを許して0-2の敗戦を喫した。

 そして19位のベガルタ仙台は、15位の湘南ベルマーレと直接対決。このホームゲームに勝利して残留への道を切り開きたかった仙台だが、前半に先制点を許すと後半にも1点を奪われて0-2の敗戦となった。

 さらに18位の大分トリニータは、敵地に乗り込んで鹿島アントラーズと対戦。強豪を相手に勝利が必要な試合だったが、最後までゴールが遠く0-0の引き分けとなった。

 15位の湘南が勝利したことに加え、16位の清水エスパルスがサンフレッチェ広島に1-0で勝利。この結果、湘南と清水が勝ち点を36に伸ばし、同29の大分、同27の仙台と横浜FCは、残り2試合で残留圏内のチームを勝ち点で上回る可能性が消滅。横浜FCは3年ぶり、仙台は13年ぶり、大分は4年ぶりのJ2降格となった。

 その中で可能性をつないだのは17位の徳島ヴォルティスだった。FC東京のホームに乗り込むと、前節8失点大敗と監督交代のショックを引きずったかのような相手に対して、前半にMF藤田譲瑠チマ、後半にFW垣田裕暉が追加点を奪い2-0の勝利。これで勝ち点を33に伸ばした。

 そのため、残り2試合で勝ち点36の湘南と清水、勝ち点33の徳島のうち2チームが残留、1チームが降格する。そして次節には、湘南のホームで徳島との直接対決が待っている。湘南は得失点差でかなり優位に立つだけに、引き分けでも大きなアドバンテージを得られるだろう。一方の清水は、浦和レッズとのアウェーゲームに臨む。今節に横浜F・マリノスを破って力を見せた相手だけに、決して楽な試合にはならないだろう。

 降格の決まった3チームは最後まで意地を見せつつ、来季につながる光を見せたい。そして残留する2枠を争う3チームは、サバイバルマッチにおける最後の直線に入った。

(Football ZONE web編集部)


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