W杯出場決定の英代表監督、ケインの途中交代に冗談 「ルーニー一族から連絡が…」

イングランド代表FWハリー・ケインとサウスゲート監督【写真:AP】
イングランド代表FWハリー・ケインとサウスゲート監督【写真:AP】

サウスゲート監督はケインを称賛「誇らしく思う」

 イングランド代表は現地時間11月15日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループIの第10節サンマリノ戦で10-0と勝利し、7大会連続16回目の本大会出場を決めた。試合後、ギャレス・サウスゲート監督は、この試合で4得点を挙げたFWハリー・ケインを途中交代させた理由を、冗談を交えて説明している。衛星放送「ユーロスポーツ」が報じている。

 終始、格下の相手を圧倒した試合で、エースのケインは前半だけでPK2本を含めて4ゴールを挙げ、イングランド代表での通算記録を67試合で48得点と伸ばした。この結果、元マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーが53得点でトップに立っているイングランド代表の歴代最多得点ランキングでは、49得点のFWボビー・チャールトン氏に続き、FWゲーリー・リネカー氏と並んで歴代3位となった。

 ケインはサンマリノ戦の後半18分で、DFリース・ジェイムズとの交代でベンチに退いた。もし、ケインがピッチに立ち続けていたら、さらにルーニーの記録に迫っていた可能性もある。

 サウスゲート監督は、「もし残りの30分、彼を出場させていたら、ルーニーの一族から連絡が来ていたかもしれないね」と、冗談を飛ばし、チームの得点源となっているケインを絶賛した。

「彼はとてつもない得点者だ。彼はここまで多くのゴールを奪える機会がある試合で、なかなかプレーする機会がなかった。今夜こそは、彼にチャンスを与えたかったが、それをモノにしてくれたね」

 リネカー氏の記録に並んだケインも、試合後に「素晴らしいね。イングランド代表のユニフォームを着るたびに、僕は誇らしく思うし、得点するたびに、キャリアで得られる最高な感情の一つを味わえている。そうした名前に並べて嬉しいし、もっと記録を伸ばしたいね」と、語っている。

 現在28歳のケインが、今後、ルーニーの記録を更新する可能性は高い。2018年のロシアW杯では1966年の母国開催での優勝に次ぐ、ベスト4という結果を残したイングランド代表だが、ケインの得点記録更新がいつになるかも注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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