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ブラジル代表英雄が語るネイマールの”現在地” 「メッシやロナウドより技術では上だが…」
カフー氏は「サッカーに100%専念しないといけない」と指摘
ブラジル代表が2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で優勝した時のキャプテンであり、サッカー史でも屈指の右サイドバック(SB)と称されるDFカフー氏が、現ブラジル代表エースの現在地について語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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現在のブラジル代表のエースが、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWネイマールであることに異論の余地はないだろう。18歳で代表デビューを果たし、これまでコパ・アメリカやW杯を制したことはないものの、通算116試合に出場して70得点を記録している。
現代表の10番について、カフー氏は「ネイマールは、(リオネル・)メッシ、(クリスティアーノ・)ロナウドよりもテクニックでは上回っている。でも、彼はリーダーとしての責任を果たさなければいけない」と、セビリアで行われた「マルカ」紙のイベントで語った。
「サッカーに100%専念しないといけない。私はネイマールよりもうまくない。でも、ほかの右SBよりも、いい選手だった。それだけサッカーに専念していたからね。彼はキャプテンにならないといけない」
また、カフー氏は代表チームと同じように、レアル・マドリードでも元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏と、両SBを務める可能性があったと明かしている。
「ちょうどサンパウロが初の世界王者を目指して戦っていた1992年に、レアル・マドリードに行くチャンスがあったんだ。彼らは私のことを追いかけていて、私とクラブと話し合いを持った。でも、クラブは私にトヨタカップ(現クラブW杯)でプレーしてほしかったから、放出してくれなかったんだ。レアルとサンパウロの間には、ビトールがレンタル移籍で加入して、ビトールが復帰したら、私が代わりにレアルに行くことで仮合意していた。でも、コパ・リベルタドーレス、トヨタカップに出ることになって手放してくれなかったんだ」
1992年のトヨタカップでは、カフー氏を擁したサンパウロがバルセロナを2-1で破って初の世界制覇を成し遂げる。その翌年もカフー氏とサンパウロは、ACミランを3-2で破って連覇を達成した。12年間のキャリアで24のタイトルを獲得しているネイマールは、自国のレジェンドの期待に応え、名実ともに世界一の選手となれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)