「賢さを物語っている」 ベテラン長友が絶賛、若手の万能戦士とは?「勉強になる」

DF中山雄太のポテンシャルに太鼓判 「吸収しようと僕も頑張っています」
日本代表のDF長友佑都(FC東京)が、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦に向けたオンライン会見に対応。今夏の東京五輪メンバーであり、A代表では左サイドバック(SB)で着々と出番を増やしているDF中山雄太(ズウォレ)のポテンシャルを称えた。
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11日のベトナム戦で、長友は5試合連続でスタメン出場を果たすも、今予選の中では最短となる63分間の出場にとどまった。早々と交代を告げられたことについては、「試合に勝つためなので、森保さんのことはリスペクトしている。勝つための判断なので僕は問題ない。戦術的にも理解できるし、全ては勝つためなので」と意に介さず、監督の起用法へ理解を示した。
長友に代わり、左SBに入ったのが中山だった。東京五輪世代の中心メンバーでもある24歳は、先月7日のサウジアラビア戦(0-1)で最終予選デビューを果たしたばかり。オーストラリア戦(2-1)を含めた2試合は試合終盤のわずかな時間のみのプレーとなったが、ベトナム戦では27分間ピッチに立っている。
センターバックやボランチとしても対応できる万能性が特徴の中山について、長友は「選手としては全然違ったタイプ」と率直な印象を語り、「僕は幅を取って仕掛けていくけど、彼の場合はポジションを取りながらポゼッションして、技術力も高い」と自らのプレーと比較。そのうえで、中山のポテンシャルに太鼓判を押した。
「彼から学ぶところが多い。勉強になると思ってやっているし、コミュニケーションも取りながら、お互いにできた部分やもっとこうした方が良いという話もできている。もともとボランチやセンターバックをやっていたと思うけど、サイドバックであれだけ早く役割を認識してプレーしているのは、彼の賢さを物語っていると思う。35歳ですけど、後輩から吸収しようと僕も頑張っていますよ」
代表130キャップを誇るベテランSBの目にも、その能力の高さはしっかりと捉えらている。今後、A代表でどこまで台頭するかに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)