本田が開幕1か月で勝ち得た信頼 「彼は宝」「もはや誰が彼を外すというのか」

 

「赤と黒の中で一番持続性がある」

 

 セリエA開幕から1か月強。ACミランの日本代表MF本田圭佑はレギュラーの地位を確固たるものにしたのだろうか。

 4日のキエーボ戦。後半33分、ペナルティーエリアの外、左寄りの位置からの直接FK。4枚の壁を外側から巻いたシュートはゴール左隅に突き刺さった。先制点も右サイドから、その左足で放り込んだクロスが起点となっており、本田はこの日、2点に絡む活躍。ミランに4試合ぶりの勝利をもたらした背番号10を5日付のイタリア地元各紙も高く評価している。

 ガゼッタ・デロ・スポルト紙は本田に対して、メネズと並ぶチーム最高の7点を与えている。シュート3本、決定機の演出3度、パス成功が37本中32本というデータを紹介。寸評で「(本田)の今季4ゴール目はミランの恐怖を取り去る一筆だった。ゆっくりスタートするが、成長して1点目にも絡んだ。常にゲームの中で生き生きしていた」と報じている。

 コリエレ・デロ・スポルト紙も7点の高評価。「赤と黒(ミラン)の中で一番持続性がある。今季4ゴール目。初めてのFK(のゴール)」と称えた。

 さらに本田を高く評価しているのはトゥット・スポルト紙だ。7・5点で最優秀選手に選出し、「最も優秀。積極性があり、ボールをもらい、マークも超越できる。ゴールも決めた。FKで試合を締めくくった。彼は宝だ」とまで言い切っている。

 

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