「そこまでのインパクトはない」 “天敵”ケーヒルが「吉田&冨安」を分析、「闘莉王&中澤」に及ばない理由は?

森保ジャパンの守備を支えるDF吉田麻也とDF冨安健洋【写真:高橋 学】
森保ジャパンの守備を支えるDF吉田麻也とDF冨安健洋【写真:高橋 学】

【インタビュー】自身が対戦経験のある闘莉王&中澤を引き合いに吉田&冨安を分析

 日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)とDF冨安健洋(アーセナル)の2人は、A代表史上最高のセンターバックコンビとの声もある。国際Aマッチで19試合、東京五輪でも2試合で同時に先発出場するなど連携を高めているが、“日本キラー”と恐れられた元オーストラリア代表FWティム・ケーヒル氏が「Footboll ZONE web」の単独インタビューで、強敵と認めた岡田ジャパン時代のDF田中マルクス闘莉王氏とDF中澤佑二氏のコンビと比較している。(取材・構成=Football ZONE web編集部)

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 現在カタール在住で、スポーツ育成組織「アスパイア・アカデミー」の責任者やカタール・ワールドカップ(W杯)アンバサダーを務めているケーヒル氏。今年10月12に行われたW杯アジア最終予選の第4節日本対オーストラリア戦をテレビ観戦し、森保ジャパンのセンターバックコンビを分析した。

「吉田と冨安のセンターバックは力強い。フィジカル的に頑丈で、テクニックもある。いろいろな部分で素晴らしさはある、攻略は簡単ではないでしょう」

 欧州5大リーグで活躍するコンビの実力を評価したケーヒル氏なら、どんな形でこの2人を相手にゴールを奪うのか。

「私はビッグゲームでゴールを決めてきました。それこそが自分の仕事です。アジアでの戦いでも、プレミアでもどんな試合も同じ気持ちで臨んでいた。常にゴールを決めるアングルを探していました。1%のチャンスを常に模索してきた。日本戦では一貫して成果をあげてきました。センターバックの2人がビッグリーグでプレーしていたとしても、どんなコンビにも付け入る隙はある。彼らのファウルを誘発し、ミスのタイミングを図る。圧倒的な決定力を見せることができると思う」

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