家本主審、ルヴァン杯決勝の試合捌きにファン称賛 「隠れMVP」「素晴らしかった」

ルヴァンカップ決勝の主審を務めた家本政明氏【写真:Getty Images】
ルヴァンカップ決勝の主審を務めた家本政明氏【写真:Getty Images】

ルヴァン杯決勝を担当した家本主審のレフェリングに注目

 国内三大タイトルの一つ、ルヴァンカップは10月30日に埼玉スタジアムで決勝が行われ、名古屋グランパスとセレッソ大阪の一戦は名古屋が2-0でC大阪に勝利して大会初優勝。多くの注目を集めた大事なこの試合で、主審を担当したのはJリーグで長年レフェリーを務めてきたベテランの家本政明氏だった。試合を通して一貫した基準を継続しつつ、“ノーカード”で試合を捌いたレフェリングには、SNS上でファンからも注目を集めている。

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 プロフェッショナルレフェリーとして活動する家本主審は、2010年にサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムで行われた国際親善試合で日本人初の主審を経験。2016年に国際審判員は引退も、Jリーグなどで引き続き審判員を務めている。

 家本主審は前半から、ファウルの際には丁寧に選手とコミュニケーションを取りつつ、全体をコントロール。途中、C大阪MF乾貴士のファウル時なども、身振り手振りを駆使しながら説明する姿も。そのほか、プレーオンのサインや、“ノーファウル”時の両手を広げる動きなど、判定の際にも様々なジェスチャーが見られ、選手や観客に「何が行われているのか」が伝わりやすい工夫がなされていた。

 また、攻撃側のチャンスをなくさないようにする“オフサイドディレイ”や“アドバンテージ“も家本主審の好判断が際立っていた。試合終了間際のシーンでは名古屋が前線へ送ったフィードがC大阪GKキム・ジンヒョンまで流れると、オフサイドポジションの名古屋選手がプレッシャーをかけていたが“アドバンテージ“で試合を続行。残り時間少ない状況で、結果的にC大阪の攻撃チャンスを潰さないよう配慮したこのシーンにはファンから「最後のオフサイドのアドバンテージはさすが」と家元主審を称える声も届いている。

 試合は名古屋が後半2分、後半34分と2ゴールを奪って完封勝利で大会初優勝。90分を通して締まった試合展開に助力した家本主審に、ファンからも「隠れMVP」「安定してる」「素晴らしかった」「すばらしいジャッジ、ゲームコントロール」とジャッジを称賛する声が届いていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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