長谷部誠&鈴木啓太に匹敵? 浦和の新ボランチコンビ、完勝劇で見せた補完性と可能性

ダブルボランチを組んだ浦和MF平野佑一とMF柴戸海【写真:Getty Images】
ダブルボランチを組んだ浦和MF平野佑一とMF柴戸海【写真:Getty Images】

柏線で5-1勝利、平野佑一と柴戸海のボランチコンビが高水準のプレー

 浦和レッズは22日に行われたJ1リーグ第33節の前倒し開催「金J」で柏レイソルに5-1で勝利した。ゴールラッシュを見せた前線の選手たちだけでなく、ダブルボランチを組んだMF平野佑一とMF柴戸海のコンビが高い質を見せた試合だった。

 浦和は今季からリカルド・ロドリゲス監督が就任して、過去数シーズンよりも最終ラインからビルドアップしていくことを重視するサッカーになってきた。相手の前線の枚数やプレスの方法に合わせて自分たちの立ち位置を変化していく、ポジショナルプレーと呼ばれるもののなかで流動性が強い志向の戦術においては、ダブルボランチの役割が非常に大きい。

 柴戸は2018年に明治大学から浦和に加入したが、その良さはどちらかと言えば相手ボール時にあるタイプだった。ボール奪取力に優れ、運動量もある一方で、マイボール時の展開力などは課題になっていた。ロドリゲス監督が就任して行われたプレシーズンの沖縄キャンプでは、サイドバックでプレーすることもあり、実際にルヴァンカップの開幕節の湘南ベルマーレ戦では右サイドバックでの起用だった。その理由に、ビルドアップ時のプレーが課題にあることは明らかだった。

 その柴戸は、今季の進行とともにチームと一緒にその部分を大きく成長させてきた。ボールを受ける際に必要以上に味方に寄り過ぎないことや、立ち位置で相手をコントロールすることも身に着けてきた。

 一方の平野は、夏のウインドーでJ2水戸ホーリーホックから加入した。ロドリゲス監督が「チームのブレーン(頭脳)になれるタイプ」のボランチを欲したこともあり、後方からの組み立てに長所を持つ平野は加入直後から一気に出場時間を伸ばして中心選手へと上り詰めた。一方で相手ボール時の強度に課題は見られ、リードした試合後半にフィジカル面で優れたMF伊藤敦樹との交代になる試合も続いた。

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