マンUファン・ハール監督がスナイデル獲得を画策も夢のオランダトリオは集まらず

消えたオランダ代表トリオ構想

 マンUの前線では、すでに同代表のエースであるロビン・ファン・ペルシーが活躍している。また、先日、バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督は、マンUがオランダ代表FWアリエン・ロッベンの獲得に動いていたことを暴露。「誰も行きたがらなかった」と明かしていた。
 ファンペルシー、ロッベンの2トップに、スナイデルのトップ下は、まさにブラジルW杯でのオランダ代表の前線の組み合わせとなる。移籍市場閉幕ギリギリでアヤックスからオランダ代表MFダリー・ブリントを陣容にくわえていたために、当初のファン・ハール構想では、マンUのスタメンにオランダ人の4人が組み込まれていたのかもしれない。
 残念ながら2人の教え子に色よい返事をもらえなかったファン・ハール監督は、最終的に1億5000万ポンド(約270億円)を移籍市場に投入した。アルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアを英国史上最高額の移籍金で獲得し、モナコからコロンビア代表FWファルカオを期限付き移籍で補強した。来年1月に再開する移籍市場ではローマのオランダ代表MFケビン・ストロートマン獲得に動きだしていると地元メディアは報じている。
 今後もファン・ハール政権では、赤い悪魔がオレンジ色に染まる動きは強まりを見せそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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