バーゼルがリバプールを破る大番狂わせ 日本代表FW柿谷は出番なし

歴史的一戦に出場できず

 日本代表のバーゼルFW柿谷曜一朗は1日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)リバプール戦で出番なしに終わった。バーゼルは本拠地ザンクト・ヤコブ・パルクで1-0の勝利を飾り、大番狂わせを演じた。後半17分、元スイス代表FWマルコ・シュトレラーが決勝点を挙げた。
 パウロ・ソウザ監督は試合後、興奮気味にこのジャイアントキリングを振り返った。
「私はとても幸せだ。これが偉大なる勝利だ。リバプールのようなチームを倒すには選手1人1人が最高のパフォーマンスを見せる必要があった。今日はそれができた。われわれはよく守り、いいプレーをした。リバプール相手にもっと得点差をつけて勝つこともできたんだ。これは個人的にも、チームにも、ファンにも、クラブにも光り輝き、歴史的なことなんだ」
 だが、柿谷は、その歴史を変えた一戦に参加することはなかった。柿谷は、10日のジャマイカ戦と14日のブラジル戦を控える日本代表メンバーに選出されたばかりだが、最後までベンチに控え、その名前を呼ばれることはなかった。
 欧州CL・1次リーグB組は2戦2勝の勝ち点6で、レアル・マドリードが首位を走る。バーゼルは、この勝利でリバプールと勝ち点3で並んだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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