「反省すべきところはある」 森保監督、難敵/格下相手の“ギャップ指摘”質問に苦笑
「自分たち次第で試合の結果を決められるチームにしていかないといけない」と説明
日本代表(FIFAランク26位)は現地時間7日(日本時間8日2時)、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア(同56位)と対戦する。チームを率いる森保一監督は6日のオンライン会見で、難敵、“格下”と呼ばれる相手との試合で覗く“ギャップ”について「監督として反省すべきところはある」と答えた。
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森保ジャパンは9月2日に行われたW杯最終予選初戦のオマーン(同78位)戦で0-1とまさかの黒星スタート。続く中国(同75位)戦にFW大迫勇也のゴールで1-0と勝利し、1勝1敗で10月シリーズを迎えた。7日の敵地サウジアラビア戦、12日の本拠地オーストラリア戦ともに落とせない状況で、難しいゲームとなるのは間違いない。
試合前日の会見では、森保監督に対して「日本代表は強い相手のほうが集中して良い試合をして、格下と呼ばれる相手に苦戦する印象がある。それをどう感じて、選手にアプローチしていくか?」との質問が飛んだ。
森保監督は、オマーン戦の敗戦を受けての意図だと推察したうえで、「まずは今の質問のようにならないように、良いチーム作りをしないといけない。私自身は監督として、反省すべきところはある」と苦笑いしつつ、自身の見解を述べている。
「日本代表はまだまだレベルアップしなければいけないところはあるし、越えなければいけない壁はある。世界のどこと戦っても見上げる必要はないし、逆にどこと戦っても見下したり、油断したりすることがないようにしないといけない。自分たちが良いパフォーマンスをすれば、どの国とも対等以上に戦える。相手あっての試合ですけど、自分たち次第で試合の結果を決められるチームにしていかないといけないし、強いチームになるために、世界のトップ・オブ・トップを取っていくためには、どの試合も安定して自分たちの力を発揮しないといけない」
また、森保監督はサウジアラビア戦を「重要な試合になる」とし、「もちろんすべての試合が大切ですけど、我々はワールドカップ出場に向けて大切な試合になることを踏まえながら、選手たちは今、準備してくれている。選手たちが持っている力を発揮して、チームの良いところを出せれば、勝利の確率は限りなく上げていけると思う。私は監督として選手たちに思い切ってプレーしてもらえるように、準備していきたい」と全力プレーを引き出す環境作りを約束していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)