マッツ・フンメルスがドルトムントへの深き愛情を語る 「このチームは大きな進化を遂げた。それで僕は十分」

生涯ドルトムントも視野

 そして、ドルトムントでキャリアを終えるアイデアもあるという。
「(同一クラブで活躍したまま引退するという)そういう選手もいるし、いずれも偉大な選手だ。例えば、ACミランのパオロ・マルディーニであり、スティーブン・ジェラード。彼にはリバプールでリーグ優勝してもらえたら本当にうれしく思う。メッシはずっとバルセロナだし、バスティアン・シュバインシュタイガーもトーマス・ミュラーもそう。彼らも生涯ミュンヘンじゃないかな」
 クラブへの忠誠心を深く示した新キャプテンは、自らが興味を示さなかったマンUから復帰したMF香川真司に対するピッチ内外でのケアも忘れない。プライスレスな価値観を持つ新主将フンメルスこそが、ドルトムントの屋台骨を支えている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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