吉田麻也が悔やんだオマーン戦での“初歩”の欠如 「二次予選の延長上のような雰囲気が…」
オマーン戦の「緩み」は否定も、「勢いが足りなかった」と分析
森保監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦でオマーンに敗れたなか、7日に第2戦の中国戦を迎える。開幕2連敗は許されない状況で、キャプテンのDF吉田麻也は「真価を問われている」と語った。
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FIFAランク24位の日本は、ホームでW杯アジア最終予選初戦に挑んだが、コンディションの良いオマーンのプレッシャーをかい潜れずに苦戦。逆に、終盤にサイドを崩されたところから失点を喫し、まさかの黒星スタートとなった。
吉田はオマーン戦直後、「負けるべくして負けた」と語ったが、「最終予選で負けたら大変なことになると理解して臨まないといけない。初戦も、僕も含めて頭では理解していたはずですけど、勝てなかった」と気持ちを引き締めている。
「日本代表として、アジアでホームで戦うなかでああいうことがあってはいけない。それを律することができなかった自分のミスでもあるし、チームのミスでもある。次の試合からもう1回、気持ちを入れなおしてやっていこうと思うし、やっていかないといけない。個人的には試されているし、チームも真価を問われている」
最終予選2連敗は日本としては避けたいところだが、吉田も中国戦を「もう1試合も落とせない状況になっていると思う」と位置づける。
「アジアカップの準決勝のあともそうだけど、チームの表情を見ることは心掛けている。1試合目、チームとして決してそういう緩みがあったわけではなかった。ただ、勢いが足りなかった。やるべきことを怠ってはいけなかった。切り替え、球際、セカンドボールという初歩的なことが上手くできていなかった。そこが二次予選の延長線上、キリンチャレンジカップの親善試合のような雰囲気があったのかもしれない。それは、絶対にあってはいけない。これが1試合目の、まだ取り返せる段階であったことをポジティブに捉えないといけない。必ず巻き返すつもりでいる」
チームが苦しい時こそ引っ張れる選手になりたい――。吉田はキャプテンとして死力を尽くす覚悟をにじませていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)