「別次元」 イタリア代表FW、“無双ドリブル”からの豪快弾を海外称賛「魔法の男!」

イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ【写真:AP】
イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ【写真:AP】

絶好調のキエーザ、W杯予選ブルガリア戦で相手守備陣を切り裂きゴラッソ

 イタリア代表は現地時間2日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループC第4節でブルガリアとホームで対戦し、1-1で引き分けた。今夏の欧州選手権(EURO)で優勝し、迎えたW杯予選の再開初戦で勝利を逃したものの、無敗記録を「35」に伸ばしたなか、この試合でFWフェデリコ・キエーザが“無双ドリブル”から決めたゴールが「別次元」と、海外メディアから称賛されている。

 予選開幕から3連勝中だったイタリアは、EURO王者となって初めて迎えた一戦で思わぬ苦戦を強いられた。前半16分にキエーザが先制点を奪うものの、同39分に相手FWアタナス・イリエフに同点ゴールを奪われ、そのまま1-1で引き分けた。ホームで今予選初失点を喫して4連勝を逃す形となったが、連続無敗記録は「35」に更新。データ分析会社「オプタ」公式ツイッターによれば、これはスペイン代表が2007年から09年にかけて達成した記録に並び、1993年から96年にかけてブラジル代表が達成した36戦無敗の最多記録に「1」と迫るものだという。

 勝ち切れなかったことでチームとして課題を残したが、この試合の先制点となったキエーザの一撃は見事だった。敵陣右サイドのタッチライン際でボールを受けると、相手2人が距離を詰めてくるなかでキックフェイントで1人目をかわすと、鋭くカットイン。ペナルティーエリア手前で前線のFWチーロ・インモービレにボールを預けると、リターンパスをダイレクトで振り抜き、ゴール右隅に決めた。

 相手守備陣を手玉に取ったゴールに海外メディアも注目しており、米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式インスタグラムは「フェデリコ・キエーザは魔法の男!」と映像付きで称賛。オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターも「フェデリコ・キエーザは別次元」と称えていた。

 EUROで輝きを放ち、アズーリで確固たる地位を築きつつある23歳アタッカー。その勢いを感じさせるスーパーゴールだった。

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