「ハードワークできない選手は使わない」 C大阪の小菊新監督が初陣の“大阪ダービー”へ意欲

新監督に就任した小菊昭雄監督【画像はスクリーンショットです】
新監督に就任した小菊昭雄監督【画像はスクリーンショットです】

26日にクルピ監督、マテルコーチが契約解除となり、小菊新監督が誕生

 J1のセレッソ大阪は26日、レヴィー・クルピ監督、マテルコーチと双方合意のもとで契約解除し、小菊昭雄コーチが新監督に就任したことを発表した。28日にガンバ大阪との“大阪ダービー”を控えるなか、小菊監督はオンライン会見で意気込みを語った。

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 クルピ監督は今季、1997年、2007~11年、12~13年に続き、自身4回目の指揮を執ってきた。しかし、直近17試合でわずか2勝。25日のJ1リーグ第26節湘南ベルマーレ戦で1-5と大敗を喫し、暫定12位(7勝9分9敗)と苦しんでいた。

 そのなかで翌26日、C大阪はクルピ監督、マテルコーチと話し合いの結果、双方合意のもと同日付けで契約を解除し、退任することが決定。小菊コーチが昇格する形で新監督の座に就いた。

 小菊新監督によれば、湘南戦の翌日に森島寛晃社長らからクルピ監督の経緯の説明を受け、「チームを立て直してほしい」と就任の打診を受けたという。また、クルピ監督からも湘南戦後に、声をかけられていたと明かす。

「クルピ監督からは、『自分の中では君にすべてのことを伝えてきたつもりだ。自分は今の状況ではどうなるか分からない。もし万が一の時は、変わらず選手たちとの関係を築いて、素晴らしい監督たちの下で学んできたことを思い切りぶつけてほしい』とありがたい言葉をいただきました」

 就任初戦がいきなりG大阪との“大阪ダービー”となるが、小菊新監督は自分の目指すスタイルについてこのように話す。

「セレッソと言えば攻撃的なサッカーが信条だと思いますが、私は守備、ハードワークできない選手は使わない。しっかり守備をやってこその攻撃。攻撃に長けている選手が守備を頑張るからこそ、チームは引き締まる。今日のトレーニングでも清武(弘嗣)、坂元(達裕)も守備のところでハードワークしてくれた。私の意図を組んでくれたところでは感謝しています。ガンバは育成の時から一番負けたくない相手として意識してきた。何か深い縁を感じるし、運命なのかなと。でも、スタートを切るには最高の相手だと思うのですごくワクワクしている」

 小菊新監督の下、C大阪はライバルのG大阪相手に新たなスタートを切る。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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