ルカク獲得を目指すチェルシー、若手ストライカーをモウリーニョ率いるローマに売却へ

チェルシーのイングランド代表FWタミー・アブラハム【写真:Getty Images】
チェルシーのイングランド代表FWタミー・アブラハム【写真:Getty Images】

ランパード監督の下では中心選手だった23歳の英代表FWアブラハムを国外クラブへ

 昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者であるチェルシーは、下部組織出身のイングランド代表FWタミー・アブラハムの国外クラブ売却に成功する見込みだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

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 2019-20シーズン途中まで指揮を執っていたフランク・ランパード監督の下では主力だったアブラハムだが、トーマス・トゥヘル監督の就任後は定位置を失い、出場機会は7試合にとどまった。今夏の移籍市場でも、チェルシーは世界的なストライカーの獲得に動いており、アブラハムはプレー時間を求めてアカデミーから育ったクラブを離れる決意をしたようだ。

 成長を遂げていた23歳には、ロンドンに本拠地に置くアーセナルも関心を示していた。しかし、チェルシーは国内のライバルクラブへの移籍には否定的であり、国外クラブへの放出を優先したようだ。

「スカイ・スポーツ」イタリア版は、「今シーズンからジョゼ・モウリーニョ監督が就任したセリエAのローマが3400万ポンド(約52億円)で、チェルシーのタミー・アブラハム獲得に合意に達した」と報じている。なお、モウリーニョ監督が率いていた当時も、アブラハムはチェルシーの下部組織に在籍していたが、トップチームでデビューをしたのは、ポルトガル指揮官督がロンドンを離れたあとだった。

 出場機会が限定的となったアブラハムだが、それでも昨シーズンは公式戦で計12得点を記録。かつて、チェルシーではエジプト代表FWモハメド・サラーも出場機会を得られずにクラブを離れ、ローマで大ブレイクした過去がある。今夏、ベルギー代表FWロメル・ルカクを再獲得する可能性の高いなか、23歳のアブラハムも才能を開花させ、再びロンドンが大金を叩いて獲得したくなる選手に成長を遂げられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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