ミラン会長が自らを非難するサポーターを”口撃”! 「忍耐も記憶もない」「馬鹿げた発言」

終息の気配を見せないミランのドタバタ劇

 ミラニスタたちは今季、チームがリーグ7位と失意のシーズンに終わっただけでなく、ライフワークの現場介入を止めずに独断専行で監督交代を繰り返す会長に対して「さっさとミランを売り払え」というチャントを歌い、満足な補強を実現できなかった強化責任者のアドリアーノ・ガリアーニCEOには「ミランから出て行け」と連呼した。こうしたクラブに対する厳しい声に対し、イタリア首相も務めるなど自信に満ち溢れる会長は、応戦する構えを見せている。

 現在のクラブ売却交渉でも、自身が3年間は会長職に留任することを条件にしているというベルルスコーニ会長は、要求が通らなければ若手イタリア人を重用する体質で再出発し、ミラニスタには忍耐の時期を過ごすことを求めている。首脳陣、コーチングスタッフ、選手、サポーターに全くまとまりが見られない”凋落のミラン”によるドタバタ劇は、まったく終息の気配を見せないどころか、拡大の様相を呈している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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