「なんてクソ野郎だ!」 CL制覇で称賛されるレアルのなかで猛批判を浴びる“大根役者”とは

ポルトガル代表DFペペのあからさまな演技にリネカー氏らが苦言

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリードはアトレチコ・マドリード相手にPK戦の末に勝利し、2年ぶり史上最多となる11度目の優勝を果たした。120分の激闘を戦い抜いた“白い巨人”の勇者に賛辞が集まるなか、一人の”大根役者”が大バッシングを受けている。

 CL決勝は延長戦の末、PK戦にまでもつれ込む激闘となったが、レアルのポルトガル代表DFペペはあからさまな演技を見せた。後半に相手DFフェリペ・ルイスと口論した後に顔面を押さえて倒れこみ、延長後半終了間際にもアトレチコMFヤニック・カラスコとペナルティーエリア内でもつれ合った際、カラスコの手が当たったように見せかけて顔面を押さえてうずくまった。

 しかし、これらの演技に対してマーク・クラッテンバーグ主審は冷静だった。カラスコとのもつれ合いの際には舌をぺろぺろと出して“立て”と指示。ペペはバツが悪そうにプレーを続けた。

 一連の行為に関しておかんむりだったのは、現役時代一度もイエローカードをもらったことがない紳士として知られる元イングランド代表のギャリー・リネカー氏だった。レアルの宿敵バルセロナでもプレーしたことのあるストライカーは自身のツイッターアカウントでこのように罵倒した。

「なんてクソ野郎なんだ!」

 リネカー氏と言えば、今季「レスターが優勝すれば“パンイチ姿”でテレビ出演するよ」と古巣のプレミア制覇を前に公約するなど、ユーモアあふれるツイートで一躍人気者となったが、主審を欺こうとしたペペの行動は許せなかったようだ。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング