ファン・ハール解任劇に新事実が発覚! マンUクビ宣告はモウリーニョからの電話だった!

師匠にモウリーニョが示した誠実な対応

 モウリーニョ氏はファン・ハール監督との友好な関係を重んじ、自らの口でユナイテッドに就任することが決定的になったことを告げたという。電話では、ユナイテッドからオファーを受けたこと、ファン・ハール政権の退陣は決定していること、それがたとえ今季トップ4入りを果たしても揺るぎないものであったことを、素直に明かしたという。

 ファン・ハール前監督とモウリーニョ氏は、バルセロナ時代に指揮官とアシストコーチという間柄で、当時から気難しかったオランダ人指揮官とは良好な関係を築くことができていたようだ。2年前にファン・ハール前監督がユナイテッドの指揮官に就任した際も、当時チェルシーの監督を務めていたモウリーニョ氏は「私は彼が好きだし、彼もそう思ってくれていると思う。私は彼から多くを学んだ」と、充実した師弟関係だったことを振り返っていた。

 志半ばで解任の憂き目にあったことで、ファン・ハール監督はクラブのフロントに対して怒りを滲ませていただが、最終的にはスムーズに決定を受け入れたという。その背景には、かつて弟子として慕っていたモウリーニョ氏の誠実な対応があったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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