FA杯優勝翌日にファン・ハールが悲痛な終戦宣言! マンUの解任発表は間近か

続投への強気な姿勢が一変、記者に向かって「終わったんだ」

 マンチェスター・ユナイテッドでFAカップを制したルイス・ファン・ハール監督が、終戦宣言をしている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 21日にクリスタル・パレスを延長戦の末に2-1と破って優勝したFAカップ決勝の翌日、ユナイテッドが宿泊していたホテルの正面玄関から姿を現したファン・ハール監督に対し、同局のジェームズ・クーパー記者が「あなたに幸運を」という言葉を懸けると、ファン・ハール監督は“食い気味”にその言葉を遮るようにして宣言した。

「ノー、ノー、ノー。イッツ・オーバー(終わったんだ)」

 今季はリーグ戦5位に終わり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃していた。オランダ人指揮官は来季が3年契約の最終年となっていたこともあり、これまでは「私は来季も監督だ」と断言するなど続投に意欲を示していた。しかし、その強気な姿勢は一変していた。

 FA杯優勝の直後に、英国営放送「BBC」が今季限りでのファン・ハール監督の解任と、来季からのジョゼ・モウリーニョ氏の就任を報じるなど、急速に外堀が埋められた感はあった。実際には半年近く前からそうした報道はあったが、ユナイテッドでの初タイトルを手にした喜びに冷や水を浴びせかけるには、これ以上ないタイミングでの確定的な報道だった。ユナイテッド側にも、このFAカップ優勝を記念したパレードなどを行う考えはないという。

 

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