「恐ろしい攻撃」 ブラジル1部で衝撃の乱闘騒動、21歳FWの“蹴り倒し”に海外注目

シャペコエンセFWシウバ(※写真は2018年のもの)【写真:Getty Images】
シャペコエンセFWシウバ(※写真は2018年のもの)【写真:Getty Images】

シャペコエンセFWシウバ、ボールを後方に蹴った相手の控え選手に腹を立て暴力行為

 ブラジル1部リーグの第6節が現地時間24日に行われ、シャペコエンセはホームでインテルナシオナルに1-2で敗れた。開幕から3分3敗と勝利がないなか、その苛立ちからか試合終了間際に乱闘騒ぎが勃発。ブラジルメディアも「大きな混乱を引き起こした」と報じている。

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 試合はアウェーのインテルナシオナルが、前半6分、35分と2点を先取。ここまで3分2敗と白星のないシャペコエンセも反撃し、後半10分にDFデルランが決めて1-2とした。同点とすべくその後も攻撃を仕掛けるシャペコエンセだが、時計の針が進み表示されたアディショナルタイム6分も経過。ボールがインテルナシオナルのベンチ前のタッチラインを割り、シャペコエンセの21歳ブラジル人FWブルーノ・シウバが急いでスローインをしようと駆け寄った時、“事件”が起きた。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によれば、主審に対してマイボールを主張してベンチ前に飛び出たインテルナシオナルの控え選手であるFWペグロウが、足下に転がってきたボールを後方に軽く蹴り出した。すると素早くリスタートするために駆け寄ってきたシウバは、相手の時間稼ぎの行為に腹を立て、ペグロウを後方から思いきりキックして転倒させてしまう。

 次の瞬間、インテルナシオナルのスタッフや選手がシウバを突き飛ばして乱闘が勃発。シウバは詰め寄ったFWカイオ・ビダルにも強烈なパンチを浴びせ、この乱闘劇でシウバら3選手が一発退場となった。

「グローボ・エスポルチ」が「シャペコ×インテル戦終盤の混乱」と動画付きで伝えれば、ペルー紙「Libero」も「ブルーノ・シウバがインテルの2人のブラジル人選手に恐ろしい攻撃」と報道。衛星放送「FOXスポーツ」ブラジル版も「大きな混乱を引き起こした」と伝えるなど、開幕から勝利がないシャペコエンセにとっては、チーム状態の悪さを象徴するような乱闘騒動となってしまった。

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