EL決勝で起きた疑惑のハンド祭り 判定に泣いたクロップの意外な言葉「私はラッキーな男だ」

無冠も7カ月で2度の決勝進出を達成

「フットボールが自分にアンフェアだったかどうか、それは私には分からない。人生にはフットボールより大事なものだってたくさんあるしね。私は決勝に進むが負けてしまうと、神様が決めているとも思っていない。むしろ、私は自分がラッキーな人間だと思っている。現に、私はこの(記者会見の)席に座ることができていて、リバプールの監督に就くことができているんだからね。不運だなんて思わないし、人生は不公平なんかじゃない。今日は運がなさすぎたのは受け止めるが、それでも前に進んでいくだけさ」

 クロップ監督は今季キャピタル・ワン杯の決勝にも進出したが、マンチェスター・シティに惜敗した。しかし、リバプールが昨季までの7年間、全大会で決勝に進んだのはわずか2回。一方で、クロップ監督は就任から7カ月で2回、チームを決勝の舞台へと導いている。今季は無冠と悔し涙を流すこととなったが、眼鏡がトレードマークの救世主による名門復活への改革は、まだ始まったばかりだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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