「タブー視されているが…」 田嶋会長、「A代表vs年代別代表」の“直接対決”に見解

A代表の攻撃の中心であるMF南野拓実とU-24代表での活躍が期待されるMF久保建英【写真:高橋 学 & 浦 正弘】
A代表の攻撃の中心であるMF南野拓実とU-24代表での活躍が期待されるMF久保建英【写真:高橋 学 & 浦 正弘】

ジャマイカ戦が中止となり、代わりにチャリティーマッチ開催が決定

 日本サッカー協会(JFA)は6月1日、3日に開催予定だったキリンチャレンジカップの日本代表対ジャマイカ戦(札幌ドーム)が中止になったことに伴い、「日本代表対U-24日本代表」をチャリティーマッチとして代替開催することを発表した。田嶋幸三会長はオンライン会見で、A代表と年代別代表の対戦について見解を述べている。

 キリンチャレンジカップのジャマイカ戦開催にあたり、JFAの管理下で厳格な新型コロナウイルスに対する防疫措置を施し準備を進めてきた。しかし、アメリカとヨーロッパの二手に分かれて来日予定だったジャマイカ代表において、5月30日のフライトでアムステルダムから来る10選手が、「PCR検査の結果に不備があるとして、搭乗カウンターで乗れなかった」ため、義務付けられた試合3日前の5月31日に日本に到着できなくなり、開催中止の決断に至った。

 日本代表は代わりに、3日にU-24日本代表とチャリティーマッチを行うことになったが、オンライン会見では「U-24日本代表が勝ってしまったらどうなるのか」という質問が飛び、田嶋会長はA代表と年代別代表の対戦について自らの見解を述べた。

「日本代表がヤマハに負けたこともあり、こういう試合は往々にして代表にプレッシャーがかかります。二軍戦というのはタブー視されている。森保一監督や代表スタッフ、コーチングスタッフも含めてだが、監督が兼務で良かったという部分があるし、すぐに対応できた部分がある。勝ち負けだし、トレーニングマッチでは下(年代別代表)が勝つこともある。ただ今回はオーバーエイジも入り、2次予選と最終予選に向けて自分のポジションを確保したい選手、良い試合をせざるを得ないと思う。どちらが勝った、負けたでも、お互いにメリットがあると決断してくれたと思う」

 代替開催は協会側ではなく、チーム側からの提案だとしており、チャリティーマッチと言えど、熱い戦いに期待したいところだ。

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