「ミランではマシ」「インテリジェンスある」 崩壊ミランで奮闘の本田を評価する伊メディアの声も

完敗のローマ戦で3本のシュートも、相手GKに阻まれて不発

 ACミランはリーグ最終節の本拠地ローマ戦に1-3で敗れ、格下のサッスオーロの後塵を拝する今季7位に終わった。リーグ戦で1得点3アシストに終わったACミランの日本代表FW本田圭佑は決定機を外し続けたが、クリスティアン・ブロッキ監督就任後に迷走の度を深めたチームの体たらくから、「ミランのなかではマシ」とイタリアメディアからなんとも微妙な評価を与えられている。

 イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「バッカと本田はマシ。ドンナルンマはスーパー」とミランの採点を特集している。3失点を喫したものの、GKジャンルイジ・ドンナルンマにチーム最高の「7点」を与えた。本田と、1得点を挙げてシーズン20ゴールに達したFWカルロス・バッカには「6点」を与えている。

「本田、6点。ドンナルンマとともにミランのなかでは良かった選手。この日本人はインテリジェンスのあるプレーで試合を保とうとした。ゴールになっておかしくないものは、(相手GKの)シュチェスニーに阻まれた」

 本田は前半31分のコースを狙った左足ミドル、後半4分のこぼれ球に反応して放ったものの、ノープレッシャーにもかかわらず枠外に外した左足シュート、後半29分にDFマッティア・デシリオの左クロスに逆サイドから勢いよく入って合わせたヘディングと、3本のシュートを放った。相手GKシュチェスニーの素晴らしいセービングもありノーゴールに終わった。FWバッカのゴールにも絡まなかったが、ミランの攻撃でゴールの可能性を感じたのはそれらのシーンくらいで、「まだマシ」という評価につながったようだ。

 

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