「最もコミカルなオウンゴールの1つ」 トッテナムDF、“悲劇の瞬間”に英注目

オウンゴールをしてしまったトッテナムのスペイン代表DFセルヒオ・レギロン【写真:AP】
オウンゴールをしてしまったトッテナムのスペイン代表DFセルヒオ・レギロン【写真:AP】

トッテナムはアストン・ビラに1-2で逆転負け、レギロンの2つのミスから2失点

 トッテナムは現地時間19日、ホームで行われたプレミアリーグ第37節でアストン・ビラと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。この試合で、1失点目のスペイン代表DFセルヒオ・レギロンのオウンゴールについて、海外メディアが「セルヒオ・レギロンがアストン・ビラ相手に、これまでで最もコミカルなオウンゴールの1つを決めた」と取り上げている。

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 前日に行われた試合でチェルシーが勝利したことにより、逆転での“トップ4”フィニッシュの可能性が潰えていた6位トッテナムは、ホームに11位アストン・ビラを迎えた。試合は序盤からトッテナムが優勢に進め、前半8分、敵陣でボールを奪ったオランダ代表FWステフェン・ベルフワインが相手2人に寄せられながらも強引にドリブルし、最後は右足を振り抜いてゴール右上に突き刺した。

 幸先良く先制したトッテナムだったが同20分、自陣右サイドからの相手MFマーベラス・ナカンバのクロスを、レギロンが利き足ではない右足でクリアを試みる。しかし、クリアしたボールは前方でなく、自陣ゴール方向へ。フランス代表GKウーゴ・ロリスも必死に手を伸ばすが、無情にもボールはゴールに吸い込まれた。オウンゴールを献上したレギロンは、手で顔を覆いながら膝をつき、悔しさを露わにした。

 レギロンの悪夢はこれで終わらない。同39分、自陣左サイドでボールを持ったレギロンは前方へのパスを選択。しかし、これを相手のブルキナファソ代表FWベルトラン・トラオレの足に引っかけてしまい、ボールは相手FWオリー・ワトキンズの前に転がり、そのまま冷静に流し込まれた。逆転されたトッテナムは後半、猛攻に出るも幾度となく相手GKエミリアーノ・マルティネスに防がれ、試合はそのまま終了。1-2で逆転負けを喫した。

 レギロンのオウンゴールについて、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「セルヒオ・レギロンがアストン・ビラ相手に、これまでで最もコミカルなオウンゴールの1つを決めた」と見出しを打ち、「スペイン人にとって残念なことに、彼はボールをペナルティーエリア内に打ち込み、どういうわけか後ろの自陣のゴールネットに逸らしてしまった」と取り上げている。

 約5カ月ぶりにホームサポーターを迎え入れた一戦で、2つのミスから敗れたトッテナムは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得のため、最終節にアウェーでレスターと対戦する。

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