「相手をからかうように転がっていった」 メッシのダイレクトボレー弾に海外注目
メッシのボレー弾で先制も、バルセロナはアウェーでレバンテ相手に3-3と痛恨のドロー
リーガ・エスパニョーラで優勝争いを演じるバルセロナは現地時間11日、アウェーで行われた第36節でレバンテと対戦し、3-3で引き分けた。壮絶な打ち合いとなった一戦で、先制点を決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのゴールを、海外メディアは「リオネル・メッシの美しいボレーでレバンテ相手に先制した」と称賛している。
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35節終了時点で、首位のアトレティコ・マドリードと勝ち点2差の2位につけているバルセロナは、14位レバンテの敵地に乗り込んだ。試合は序盤からバルセロナが主導権を握る展開が続き、前半25分、敵陣でボールを受けたスペイン代表MFペドリがドリブルで運び、左サイドに張っていた同代表DFジョルディ・アルバにパス。アルバが上げたクロスはニアサイドにいた相手DFに頭で触られコースが変わったが、フワリと上がったボールがエリア内に走り込んでいたメッシのもとへ。バルサの絶対的エースは体をあえて寝かせ、得意の左足でゴール右隅にダイレクトボレーで突き刺し、バルセロナに先制点をもたらした。
さらに同34分には、フランス代表FWウスマン・デンベレのラストパスをペドリが押し込み、2点リードで折り返す。しかし後半に入ると一転、レバンテに攻め込まれる展開となり、同12分、14分と立て続けに失点を許し、試合は振り出しに戻った。それでもバルセロナは同19分、エリア内でこぼれ球を拾ったデンベレが右足で冷静にゴール左上に決め勝ち越しに成功した。しかし同38分、相手にサイドを崩され再び同点に追いつかれる。試合はこのまま3-3で終了し、優勝争いをしているバルセロナにとっては手痛いドローとなった。
そんななか、先制点を奪ったメッシのゴールについて海外メディアが注目している。英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「リオネル・メッシの美しいボレーでレバンテ相手に先制した」と称賛。さらに英メディア「プラネット・フットボール」も、「リーガのタイトルレースがヒートアップするなか、メッシが鮮やかなボレーでゴールを奪った」と見出しを打ち、「メッシのボレーシュートしたボールは、横っ飛びしたレバンテGKアイトールをからかうようにネットに転がっていった」と取り上げている。
2点のリードを守れず、現時点で1試合消化の多いバルサは首位アトレティコと勝ち点1差の2位。逆転優勝へ向けて痛恨のドローとなったが、残り2試合、“奇跡”を手繰り寄せるにはやはり29得点でリーガ得点王を独走しているメッシの力が必要になるはずだ。