レスター監督が明かした岡崎&ヴァーディのプレスマシン誕生秘話 「私がイタリア人であることを忘れるな!」

「ボールロストが多いと批判されるが…」

「私がイタリア人であることを忘れるな。何をおいてもどう守備をするのか理解しなければいけない」

 「カテナチオ」と呼ばれる鉄壁の守備や、「ウノ・ゼロ」と呼ばれる1-0での最小得点差の勝利を伝統的に尊ぶイタリア人の気質を2人に説いた。これが岡崎とヴァーディの前線からの高速プレッシャーの原動力になっていたようだ。

 30年間の指導者人生で、初の1部リーグ制覇を達成した知将はこう語る。

「今でもレスターはボールロストが多いと批判する人もいる。だが、それは自然なことだ。チームが高速でプレーしているのだから。観客は我々のサッカーを愛している。なぜなら数多くの決定機を作るからだ」

 高速カウンターの主役となったヴァーディと岡崎の名コンビはイングランドを離れて、指揮官の母国イタリアでも高名を博している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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