ボローニャ冨安、復帰戦のプレーを伊メディア高評価 「リベリーに翻弄されなかった」
負傷離脱していた冨安、5戦ぶり復帰のフィオレンティーナ戦で3失点も及第点以上の採点
イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、現地時間2日に行われた第34節フィオレンティーナ戦(3-3)で試合に復帰。スタメン出場して後半31分までプレーし、イタリアメディアでは高評価を得た。
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冨安は3月末の日本代表戦に参加し、イタリア帰国後の初戦となった4月3日のセリエA第29節インテル戦(0-1)で、前半34分に負傷交代となっていた。試合後、ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は「なぜ彼がモンゴル戦に出なければいけなかったのか」と、14-0の大勝で終わった格下との一戦に冨安が出場したことについて、明確な批判をしていた。
そこから約1カ月が経ち、冨安は名門フィオレンティーナ戦でリーグ戦5試合ぶりのピッチに立った。試合は出入りの激しい展開でゴールを奪い合い、冨安は2-3のビハインドだった後半31分に交代。その後、チームは同点ゴールを奪い3-3で引き分けた。
3失点の最終ラインに入った選手とはいえ、個人としての評価は低くなかった。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、冨安を「6点」としたうえで「よく走り、攻守両面でチームを助けた。いくつかのミスはあったが、パフォーマンス全体を貶めるものではなかった」とされた。
また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では「6.5点」と及第点以上の評価。寸評では「リベリーのフットワークに翻弄されなかった。注意深い試合で突破されなかった」と、元フランス代表MFフランク・リベリーを抑えたと評価された。
約1カ月のブランクを経てのプレーとなった冨安だが、あらためて貴重な戦力としてチームに貢献できることを示す復帰戦になった。