シャルケ内田と昨季まで共闘したDFが証言 レスター奇跡の初戴冠は「謙虚さ」の賜物

プレミア初挑戦のフクスが手にした栄冠 「アメージングだ」

 昨季まで4シーズンに渡ってシャルケでプレーし、日本代表DF内田篤人ともピッチ内外で親交の深かったレスターのオーストリア代表DFクリスティアン・フクス。自身初のプレミアリーグ挑戦ながら、移籍1年目で見事にタイトル獲得に貢献したが、レスター初優勝の秘訣は最後まで貫いた「謙虚さ」にあると語った。英地元紙「レスター・マーキュリー」が報じている。

 開幕から好調を維持し、第23節のストーク戦で首位に立った後は一度もその座を明け渡すことなく戴冠の瞬間まで突き進んだ。「信じられない気持ち。アメージングだ」と今季の戦いぶりを振り返ったフクスは、快進撃の秘訣はシンプルなものだったと明かしている。

「僕らはどんどん自信を高めていった。だけど常に謙虚に、目の前のゲームに臨んでいた。僕らはそれを言い続けてきた。本当だ。これこそが僕らのすべきことだったと思うし、最終的には優勝することができた」

 レスターを率いるクラウディオ・ラニエリ監督は、シーズン途中に何度も「(勝ち点の)目標は40ポイント」と言い続け、あくまでも残留を第一目標に掲げていた。その目標を達成した後も控えめなコメントを続け、ようやく優勝を目指すと宣言したのは残り4試合となった17日のウェストハム戦直前だった。ワールドクラス不在のレスターの面々は、自分たちの状況や実力を冷静に見つめ続けたことで、クラブ史上初の栄光を手にすることができたという。

 

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