C・ロナウドの「不透明な未来」に海外注目 マンUやPSGへの移籍を検討開始か

去就が注目されているFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】
去就が注目されているFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】

今季のセリエA優勝が絶望的なユベントス、CL出場権も逃せば今夏の放出は不可避か

 ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにとって、セリエAでのプレーは今季がラストイヤーとなるのだろうか。イタリア紙「トゥット・スポルト」はロナウドの未来は不透明となり、古巣マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を検討し始めていると報じた。

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 セリエAを9連覇中と国内では圧倒的な強さを誇っていたユベントスだが、アンドレア・ピルロ監督の下で迎えた今季は低迷。33節を終えた時点で首位インテルと13ポイント差の4位で、前人未到の10連覇の可能性は限りなく低い状況だ。3位ナポリ、5位ミランとは同勝ち点で並んでおり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のボーダーラインに位置している。

 チームが今ひとつ波の乗れないなかでエースのロナウドも4月7日のナポリ戦(2-1)以降、出場した3試合連続でノーゴールが続いている。「トゥット・スポルト」紙からは「ピッチ上では幽霊のようだ」と批判された。そんなエースストライカーの去就問題は、日に日に過熱しているようだ。同紙は「ロナウドの不透明な未来」との見出しを打ち、ポルトガル代表エースがユベントスから去る可能性を報じている。

 ロナウドの動向に関しては、CL出場権獲得が大きなポイントとなっているようだ。ユベントスがもし来季のCL出場権を逃せば、ロナウドに支払っている年間6000万ユーロ(約78億円/年俸+税)のコストをクラブが維持することが困難になる。さらに36歳となった同選手が「最高のコンペティション(CL)の単なる観客として1シーズンを過ごすことを望まないだろう」と指摘されている。ロナウドがいかに“超人的”とはいえ、自身6度目のCL制覇を目指す機会が残り少なくなっていることを本人も自覚しているという。

 そして、ロナウドはすでに古巣のユナイテッドに加え、フランス王者PSGへの移籍を「慎重に検討し始めた」という。

 スペイン紙「マルカ」は、ユナイテッドはクラブの財政状況から高額年俸のロナウド獲得に動く可能性が低いとしたうえで、「PSGが獲得のポールポジションにつけている」と報じた。母国ポルトガルでキャリアをスタートさせ、イングランド、スペイン、イタリアのメガクラブを渡り歩いたロナウドの次なる挑戦の舞台はフランスとなるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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