岡崎はハッスルプレーで万雷の拍手 王者レスターは感動の本拠地最終戦で3-1勝利!

支配率は完全放棄 堅守速攻を最後まで貫く

 そして同32分には岡崎の展開から、今季決定機に絡み続けたMFマフレズがスキルフルな突破を見せる。最後はキングが右足を振り抜き2-0と追加点。下部組織出身の10番のゴールで、スタジアムはさらにヒートアップした。

 後半に入って5分、DFフクスのクロスに飛び込んだ岡崎が勢い余って観客席に突っ込みそうになると、ファンに頬を触られて励まされる場面もあった。そして同17分に“ルーティン”となったFWウジョアとの交代でベンチに下がる。ホームの観衆は万雷の拍手を浴びせた。

 岡崎交代後もレスターの勢いは落ちず、同20分にヴァーディがPKを獲得し、自ら決めてこの日2点目をゲット。その5分後にもDFシュラップがペナルティーエリア内で倒されて、再びヴァーディが蹴ったが、これは大きく枠を外した。それでも得点王争いでトットナムFWケインと1差の24ゴールとした。

 そして終盤戦に集中力を増したディフェンス陣も堅守を見せた。相手FWルカクの至近距離からのヘディングをGKシュマイケルが防ぐなど、相手の攻撃を1点に抑えた。ボール支配率が40%に満たない、堅守速攻というシーズンを通じたスタイルを貫いてエバートンを圧倒。レスターらしさをホーム最終戦でも見せつけ、奇跡の優勝に花を添えた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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