米メディアが奇跡の立役者“レスター・ヒーローズ”を大特集 岡崎は「ザ・エナジー」と命名

優勝を決定付けたオーバーヘッド弾

 岡崎の凄さを示す「キースタッツ」には体を張って、前線で獲得したファウル数を紹介している。その数は実に47。これは司令塔で今季プレミア選手協会選出のMVPにも輝いた司令塔リヤド・マフレズの78回に次ぐ数字だという。セットプレーでのゴールを量産してきたレスターにとっては、岡崎の引き出したファウルの数は、そのまま貴重な得点のチャンスを意味するものだった。

 寸評では、侍ストライカーの奮闘ぶりがこう紹介されている。

「岡崎の今季最優先の役割は相手DF陣を忙殺すること。そして、約1時間後に交代となるまで、味方のスペースを作ること。だが、最も明確な功績は3月のニューカッスル戦以外に他ない。荘厳なオーバーヘッドキックでタイトル争いに不可欠な勝ち点3をレスターにもたらした」

 特集では周囲の潤滑油となった岡崎の自己犠牲と運動量を称賛する一方で、全世界に発信されたオーバーヘッドでの決勝弾が優勝争いで重要なワンシーンとなったと指摘している。粉骨砕身の岡崎の奮闘する姿は、レスターの奇跡の物語で、世界中で克明に刻まれている様子だ。

 

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